元大手企業の人事が教える既卒のための履歴書の書き方【見本あり】

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目次

  1. 新卒と同じ履歴書の書き方は既卒に通じない
  2. 学歴・職歴欄の書き方
  3. 免許・資格欄の書き方
  4. 志望動機・特技・自己紹介PR欄は結局何を書けばいい?
  5. 本人希望記入欄の書き方
  6. 履歴書の添削をプロにお願いするという選択肢
  7. まとめ

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履歴書

既卒の場合、新卒と同じ履歴書の書き方は通用しません。理由は至極当然で、「既卒は新卒ではない」からです。
既卒の場合、企業の人事担当者は「なぜこの人は既卒になったのか(怠けて既卒になったのではないのか)」という点を気にしています。そのため、履歴書で既卒になった理由を明記し、新卒と同等、もしくはそれ以上に魅力的な存在であるという根拠を示さなければなりません。

使用する履歴書だけは一緒でOK

「同じ書き方は通じない=同じレベル感や内容では意味がない」ということですので、使用する履歴書自体は新卒と同じで構いません。大学が発行している履歴書は自己PR欄や志望動機欄が大きく、既卒にもしっかり適しています。また、市販の履歴書を使う場合、自己PRや志望動機を書ける欄が小さいものも多いので、なるべく大きく、しっかりアピールできるタイプを選びましょう。

学歴・職歴については、必ず事実を記載します。例えば、高学歴の方が有利だからといって、嘘の卒業学校を記載してしまうとそれは経歴詐称にあたるので注意しましょう。
基本的に、学歴に関しては入学と卒業、就業経験については入社と退社の月日を書きます。

学歴に書くのは中学卒業からでOK

「学歴」は通常は中学校の卒業月日から始め、その後はすべて入学月日と卒業月日を記載します。中学校の卒業月日から始める理由は、中学校までは義務教育であり、その後は義務教育ではないので、人によって入学年月や卒業年月が違ってくるからです。企業の人事担当者はここから留年や就職浪人などの情報を読み取ります。

記入例

平成18年3月 都立エージェント中学校卒業
平成21年4月 都立エージェント高校入学
平成24年3月 都立エージェント高校卒業
平成25年4月 国立転職大学法学部法学科入学
平成29年3月 国立転職大学法学部法学科卒業
平成30年4月 株式会社転職エージェント入社
平成30年6月 株式会社転職エージェント退社

免許・資格欄については、取得した資格名とその資格を取得した年月を記載します。基本的には新しいものから書いていくと分かりやすいですが、特にその会社で求められている資格や就きたい職種に関連する資格があるのであれば、優先して上の方に書きましょう。
また、現在勉強中のものでその会社の就職に役立つものがあれば、それを勉強中であることを書くのもアピールに繋がります。

たくさん書けばいいというわけではない

資格はたくさん書いておけばいいというものではありません。例えば、全く海外と関わりのない英語を使わない会社に対して「TOEIC900点」「英検1級」「中国語検定3級」などと書いたとすると、「何故この資格を取ったのか?」とその企業を志望していることに、つじつまが合わなくなってしまいます。応募する企業に応じて書く資格を調整するのも戦略です。

記入例

平成27年5月 日商簿記検定2級取得
平成28年2月 TOEIC750点
平成26年3月 普通自動車第一種免許取得
他、平成30年 税理士試験にむけ勉強中

男性

一般的な履歴書の右下あたりには「志望動機・特技・自己紹介PR欄」がありますが、結局何を書くのがベストなのか迷っていませんか?
志望動機・特技・自己紹介PR欄には、基本的に「自分の良いところ」そして「それが応募先の企業と合っている、役に立てるという根拠」を書くのがポイントです。さらに、既卒の場合は自己紹介PR欄または志望動機欄に既卒になった理由も書いておくと書類の通過率が上がります。

既卒の場合は必ず既卒になった理由を書く

既卒の場合は、必ず既卒になった理由を記載してください。企業の人事担当者は、既卒に対して「怠けて既卒になってしまったのではないか」ということを懸念しています。そのため、既卒になった理由はポジティブに述べておくことが大事です。たとえ勉強を怠って留年したのが本当の理由であってもストレートに書いてはいけません。

記入例(志望動機)

例文

私が御社を希望するのは、旅行会社の中で最も企業の海外進出支援に力を入れているからです。昨年の就職活動中、御社の説明会を聞いて、初めて旅行を売るだけではない旅行会社の可能性を感じました。そこからもっと海外事業へ関われる人材になりたいと思い、そのまま就職するのではなく、1年間の短期留学に行きました。この時培った語学力、交渉力を活かし、御社の海外進出事業に貢献したいです。

本人希望記入欄は、勤務上の制限や希望の部署、職種があれば記載しておきます。しかし、あまり一方的に書くとあつかましく見えますので、あくまでも希望として書くことが重要です。また、希望を書く際は簡単にその理由を書いておくと納得感が増します。

■希望の部署がある場合
記入例:留学経験を活かせると思い、海外に関連する部署を希望しております。

■病気等の制限がある場合
記入例:持病でヘルニアを持っており、6時間以上立ちっぱなしの業務については医師からの制限があります。そのような業務が必要な際は相談をさせてください。

履歴書の作成は自分自身で行い、その後先輩や友人に添削をしてもらう、ということが多いかと思いますが、プロに添削をしてもらうのも有効な策のひとつです。下記は添削を行ってくれるサービスの中でも、特に既卒に特化しています。履歴書を書くのに行き詰まってしまったときには、是非活用を検討してみてください。

ハタラクティブ

ハタラクティブ

既卒を対象とした就職支援サービスである「ハタラクティブ」。特に、自分がどんな仕事に向いているのか分からない、やりたいことが分からないという方へのサポートが手厚いです。就職サポートの一環として、履歴書・職務経歴書の添削や模擬面接も行っています。
充実した就職サポートにより、内定率も80%以上と高い実績を誇っています。

ウズキャリ既卒

ウズキャリ既卒

「ウズキャリ既卒」は既卒やフリーターに特化した就職支援サービスです。他社より10倍時間をかけた個別サポートを実施しており、既卒者の強みや弱みを把握し、それに合った仕事選びやキャリアプランを一緒に考えてくれるでしょう。もちろん、その一環として履歴書の添削も丁寧に行っています。
ハタラクティブと同様、内定率が86%という業界トップクラスの公式実績があります。

既卒には新卒とは違った特徴があるため、新卒と同じような履歴書では意味がありません。既卒と新卒の最大の違いは空白期間があるかどうかで、人事担当者はそこを一番気にしています。そのため、そこがマイナスポイントにはたらかないように工夫して記載をする必要があります。本記事で紹介したコツを取り入れるだけでも、見栄えが段違いによくなりますので是非参考にしてください。
また、履歴書をひとりで作成するのが難しいと感じたときにはプロの手も借りるのも手です。自分にあったやり方で、選考を通過する履歴書を作成しましょう。

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