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目次
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転職エージェントの賢い使い方とは?
転職エージェントを使って転職したいけど、具体的にどう使えばいいのかで困っているのではないでしょうか。転職エージェントはとても便利なサービスですが、使い方次第で転職がうまくいくかどうか決まります。そのため、使い方はしっかりとマスターしておきましょう!上手く使いこなせれば、転職を成功へと導いてくれますよ。
転職エージェントの基本的な流れ
使い方を知る前に、転職エージェントに登録してから内定までの流れを、簡単にご紹介します。
転職エージェントサービスの流れ
1.WEB登録or電話で転職エージェントへ問合わせ
2.コンサルタントとの面談
3.求人紹介
4.選考対策(書類添削&面接対策)
5.書類選考&面接
6.内定
7.入社
このような流れで内定まで進みます。しかし、転職エージェントを使ったからといって、すぐに自分にぴったりな企業を紹介してもらえて転職先が決まるとは限りません。
ここからは、転職活動の段階ごとに転職エージェントの使い方を解説していきます。
転職エージェントへの登録で失敗しないためのポイント
転職エージェントの使い方を知る前に、まずは選び方をおさえておきましょう。自分に合っていない転職エージェントを選んでしまうと、いくら上手く使ってもいい結果は得られませんよ。
自分の年齢と希望する業界・職種にあわせて選ぶ
転職エージェントであればどこでもいいわけではありません。転職エージェントによって特徴はさまざまです。
転職エージェントの種類
- 総合型(職種・業種問わず紹介可能)
- 業界特化型(金融や福祉など)
- 分野特化型(理系や技術系など)
- 職種特化型(薬剤師やエンジニアなど)
- 年齢特化型(20代や既卒のみなど)
このように、転職エージェントの特徴は大きく5つに分けられます。これらの特徴を踏まえたうえで、自分が希望する求人を紹介してくれそうな転職エージェントを探して登録しましょう。例えば、当たり前ですが、20代なのに30代専門の転職エージェントに登録しても意味はありません。
「探すのがめんどくさい」「どこに登録すれば分からない」という人は、総合型に登録しておけば失敗することはないでしょう。その時は、求人数やサポート実績で申し分ない、「リクルートエージェント」や「doda」などの大手に登録するのをおすすめします。
2~3社以上の転職エージェントに登録して比較すべし!
転職エージェントは1社だけを使うのではなく、2~3社に登録して比較しながら使うことがおすすめです!転職エージェントによって紹介できる求人は異なり、相性の問題もあるためです。
転職エージェントに登録すれば必ず自分の希望する求人を紹介してもらえるわけではないですし、紹介してもらえても数が少ない場合もあります。実際に使ってみると分かりますが、エージェントによって紹介数やマッチング精度にはばらつきがあります。
とにかく、複数登録して、幅広い選択肢の中から求人を選ぶに越したことはありません。
担当者との面談を有益な時間にする5つのポイント
転職エージェントの使い方で最も重要になるのが「面談」です。面談をどれだけ充実させられるかによって、自分が希望する企業へ転職できるかが決まるといっても過言ではありません。どうすれば面談を有意義にできるのか、5つのポイントに分けてご説明します。
1.何が分からない/何を聞きたいかは前もって把握しておく
転職エージェントは転職支援のプロであるため、分からないことがあれば何でも相談できますが、「何も分からない」「もはや何が分からないのかさえ分からない」という人もいるかもしれません。しかし、面談の一般的な時間は求人紹介を含めて60分程度です。その中ですべてを解決しようとするのは難しいため、少しでもスムーズに面談を進められるように質問事項は事前にまとめておきましょう。
2.職歴を詳しく説明できるように準備する
面談では必ず「職歴」が聞かれます。これまでどんな仕事をしてきたのか、提出した職務経歴書をもとにエージェントが質問をしてくるため、それに答えられるように準備しておかなければなりません。具体的には「何の役割でどんな業務を行っていたのか」「業務の詳細な内容」などです。転職エージェントは、これらの質問からどういった実務経験をしてどんなスキルを身につけたのかを知り、その後の求人紹介の参考にするため、分かりやすく正確に伝えられるようにしておきましょう。
もし、身につけたといえるだけのスキルがない場合は、どんな姿勢で仕事に臨んでいたのかや仕事に対する思いを伝えてください。特に20代であればポテンシャル採用が一般的で、スキルよりもマインドが評価されるケースが多いため、転職エージェントもそういった企業を紹介しやくなります。
3.希望条件は数字を交えながら伝える
職務経歴のヒアリングがあった後は、次の転職先の希望条件の質問があります。「どんな仕事に就きたいですか?」「希望年収はいくらですか?」「勤務地は丸の内線上がいいですか?」などが聞かれるため、こちらも事前にまとめておきましょう。
その時のポイントですが、例えば年収や勤務地に関しては具体的な数字を使いましょう。年収は「最低でも350万円以上、できれば400万円以上を狙いたい」「東京駅から徒歩5分圏内」などとすると分かりやすいです。数字を使って明確に伝えることで転職エージェントとの認識を一致させられるため、ミスマッチが少なくなります。
4.想定している大まかな転職スケジュールを共有する
「3ヵ月以内に転職したい」「1年後に転職を考えている」「いい求人があれば今転職してもいい」など、いつ転職するかは人それぞれです。そのため、いつから本格的に転職活動を開始できて、何月に入社したいかを伝えてください。最低でも何月に入社したいかを伝えれば、転職エージェントがいつまでに内定をもらうべきかから逆算してスケジュールを立ててくれます。
5.経歴やスキルなどで嘘は絶対につかない
最後に、当たり前のことですが、経歴やスキルなどで嘘は絶対につかないでください。あなたの経歴やスキルから判断して求人を選びますので、嘘をついてしまうと自分の実力以上の求人ばかりを紹介されてしまいます。仮に内定をもらって入社できたとしても、入社後にほぼ確実にバレてしまうでしょう。嘘をつくことにメリットは何ひとつありませんよ。
内定率を上げる転職エージェントの使い方
初めにお伝えしますが、一般的な内定をもらえる確率は約3%です。書類審査通過率は25%、一次面接通過率は25%、最終面接通過率は50%といわれているため、すべてを掛け合わせると約3%になります。つまり、逆算すると32社に応募してやっと1社から内定をもらえることになります(32×0.25×0.25×0.5=1)。もちろんすべての人に当てはまるわけではないため、あくまでも一般的な感覚として知っておきましょう。
とはいえ、32社以上に応募したいですか?おそらく、10社程度の応募で決めたいという人が多いのではないでしょうか。10社程度の応募でも、転職エージェントの使い方次第で内定をもらうことは十分できますよ。
1.まず受けてほしいのが履歴書と職務経歴書の添削!
繰り返しになりますが、一般的な転職活動では、10社に応募しても書類選考をパスするのは2~3社のみです。面接に進む前に落とされたくはないですよね。そんな人は、履歴書と職務経歴書の添削を転職エージェントにお願いしましょう。客観的にあなたの強みを分析し、それが応募企業にどう通用するのか、どんな書き方をすれば職務経歴を分かりやすくアピールできるのか、アドバイスしてくれます。実際に書類選考に通過させてきた実績からくるアドバイスは、転職エージェントだからこそできるものです。
2.自信がないのであれば面接対策もお願いする
面接対策も転職エージェントのサポート内容に入っていますが、実際は希望者のみを対象としていることがほとんどです。そのため、面接に自信がない人は面接対策を自分からお願いしましょう。
転職エージェントは、過去の内定者にヒアリングを繰り返し行って傾向をしっかり掴んでいるため、的確なアドバイスができます。また、エージェントによっては企業担当がおり、応募企業がどんな人材を欲しているのか、面接官の性格、面接の雰囲気などのリアルな情報を教えてくれます。
一言でいうと、転職エージェントにお願いしないと知れない情報が多く、そのどれもが面接対策に役立つため、内定率を少しでも上げたいのであればぜひノウハウを教えてもらいましょう!
3.面接後の企業からのフィードバックは必ず担当者にヒアリング
面接が終わると、転職エージェントは企業に面接の評価をヒアリングします。その内容は聞けば教えてくれるため、企業側がどのような印象を持ったのか確認してください。いい結果であれば「ハキハキ答えていたところに好感を抱いたようなので、次回もがんばりましょう」、悪い結果であれば「曖昧な表現に企業様が不安を抱いたようです」などとフィードバックをしてくれます。
こういった企業からのフィードバックは次の面接での改善に活かすことができます。直接企業に応募をした時には不合格になった理由を聞くことができないため、転職エージェントを使っているかいないかで大きな差が生まれるでしょう。
内定をもらった後の転職エージェントの使い方
書類選考や面接が順調に進んで内定さえもらえれば転職エージェントを使う必要はないのではないか、と思っている人もいるでしょう。しかし、内定後も転職エージェントをうまく使えば、さらに自分に有利な転職にすることができますよ。
入社日調整と年収交渉はエージェント任せが楽!
仕事をしながら転職活動をしていると、内定をもらってからいつ入社するかで困る人が多いです。内定をもらって「来週入社してください」といわれても、現職をすぐには辞められないのではないでしょうか。そのときは転職先に入社日の交渉をする必要がでてきますが、これは非常に面倒です。そのため、入社日調整の交渉は転職エージェントにお願いしましょう。エージェントが間に入って交渉することで、内定をもらった月から翌々月などの入社が可能になるケースが多いです。
また、少しでも年収を上げたい場合は年収交渉も代行してくれるため、内定後であっても転職エージェントはうまく使いましょう。
その他不安ごとがあれば「アフターフォロー」に頼る
転職エージェントは入社後でも相談できます。「思っていた仕事内容と違う」「こんなはずではなかった」と感じることがあれば、試用期間中に転職エージェントに相談してください。相談を受けた後に転職エージェントが企業側へ申し入れをし、状況を改善してくれることもありますし、「今は研修期間中なので他の業務をお願いしているだけです」と仕事内容が求人と異なる理由を説明してくれることもあります。
違和感を覚えながら、我慢して働き続けてても長続きはしません。何か違うな、と感じたらすぐに相談しましょう。
転職エージェントの使い方次第で転職活動を有利にできる!
転職エージェントの使い方は非常に重要です。転職エージェントに登録しさえすれば内定をもらえるわけではなく、登録した後にどう使うのかがカギです。いくら優秀なエージェントであっても、あなたが適当に使っていては真価は発揮できません。この記事で解説したポイントをしっかりと頭に入れて、転職エージェントをうまく使っていきましょう。